今年種蒔きした菊水が無事発芽しましたので、播種から発芽までの過程を紹介します。
交配から採取まで
交配から種採りまでは、下記の記事をご覧ください。
実生用土の準備
プレステラに用土を入れます。種の保湿を考え、表層を赤玉土で覆い、その上にバーミキュライトをまぶしました。
※バーミキュライトは殺菌後にまぶしました。
殺菌
用土と種をそれぞれ洗浄します。
用土は熱湯をかけたあと、少し冷やしてベンレートをかけました。
種はコーヒーフィルターに種を入れて水を流しながら軽くもみ洗いしました。
※種は流されやすいので注意してください。
もみ洗い後、フィルターに入れたままベンレートをかけました。
※殺菌剤についてですが、ダコニールは界面活性剤が入っている為、根が入っていきにくいとの情報があったので、私はベンレートを使用しました。
播種
普通は用土の上に直接播種すると思いますが、種の行方が分からなくなるので、コーヒーフィルターを用土の上にのせ、その上に種を播きました。
発芽
早いものだと1週間、遅いものだと5週間位で発芽しました。取ってすぐに播いた種ですが、最終的な発芽率は6割くらいかと思います。
発芽した種はフィルターの上から用土の上に移します。かなり小さいので、ピンセット等でやさしくつまみます。
発芽から3ヶ月
大きい子で1mmくらいになったかと思います。ちょっとトゲっぽいのも見えて可愛いです。播種から数週間でラップをかけるのはやめ、ずっと腰水管理しています。屋外の遮光下で管理しています。
※種の扱いに注意
実は最初の播種で失敗しています。
最初、種を直接用土にのせましたが、種が小さすぎて、赤玉の間をすり抜けて奥に入り込んでしまいました。その失敗から、コーヒーフィルターに播く方法にしました。種が入り込まないよう、注意してください。
最後に
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。初めて交配から発芽までしてみましたが、種を買って播くよりも愛着が湧くのでおすすめです。